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殿中で抜刀とは!!その場の空気を読みなさい...王子

2010.02.14 Sunday 03:33
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     ヴァレンタインの前日に観るのには思い題材ですけど、2010年2月13日午後11時からNHK Bs-hiで放送された「ドン・カルロ」を楽しみました。昨日、今日と熊本はとても寒い夜となりました。天気予報では東京でも雪が降ったところがあるようですね、Brightkiteでアメリカの住宅地に雪が積もっている写真を見ました。
     暖房はつけているのに足下が暖かくならないので、朝になったら霜が降っているでしょうけれどもお正月のように雪になっているかも知れません。
     雪はシンシンと音がないので、明るくならないと分からない。この季節に雪が降るとわたしは「赤穂浪士の討ち入り」をイメージしてしまいます。そしてヴェルディの「ドン・カルロ」には、似たような印象を抱いています。ストーリーは全く違うのですけれども、どことなく重ね合わせるようなところがあります。これは全くの個人的感想です。

     2008年のミラノ・スカラ座のシーズンで初日を飾った演目で、NHK-FMでも2009年2月8日に放送されています。
     ヴァレンタインの気持ちを引き締めるのに良いのかも知れない。
    いや、わたしとしてはこのドン・カルロは骨ばかりで切り崩しどころがつかめないオペラです。


     第2幕のクライマックス。スペイン国王フィリッポ2世が式典で国民に称賛されているところに「慈悲」を懇願するために行列に乱入、叱咤されて王子カルロは思わず剣を抜いてしまいます。
     誰もが王子をいさめるのを恐れて進み出ない中、ロドリーゴが止めるところで、レコードや放送では気がつかないことですがこの演出では小さい子どもがカルロ王子の剣を受け取って国王に渡しています。
     大人のロドリーゴが分け入って剣を奪い取るようなイメージではなかったことが、思わず抜いてしまったという感じがして好ましいものでした。
     映画や、ドラマでは表情などで感じられるから松の廊下で、内匠頭から頼照が取り押さえる時の胸の内では同情しつつも涙をのんで刃傷を止めさせる様子を見てい て感じられるけれども、オペラでは細かな表情は受け止めることが出来ないから今回はとても良い演出になっていると思います。

     小さい子どもは、ロドリーゴだけではなくてカルロ王子や、エリザベッタ王妃にもついていました。歌う役ではなかったし、小姓ということでもなく、彼らの子ども時代の役です。第4幕でエリザベッタ王妃が修道院で、遠い幼い子ども時代を回想して歌います。そこで少年、少女だった仲良しの様子がパントマイムとして表現されます。

     剣の受け渡しをしたのは、幼い頃の心を表していたのですね。小さい頃からの友だったということを表していたのですね。そのようなところにも、どこかしか「赤穂浪士」をイメージしてしまいます。

     ヴェルディの歌劇「ドン・カルロ」は実在した人物を扱った非常に重いドラマだけれども、各幕各場が短いのが鑑賞していて重苦しさが開放されるので救いです。20分も経たないうちに幕が下りてくると、あっけなささえ感じるほどです。重い事実と人の命のあっけなさを感じます。長い幕でも合唱が加わったりと場面に変化はあるのでひと息つきながら観ることが出来ました。

     
     歌劇「運命の力」など、ヴェルディは上演する場に合わせて作品の改訂を大きく行っています。とても柔軟な、そこでは何が最も求められているのかを把握できた作曲家なのでしょう。

     歌劇「ドン・カルロ」は、パリ万博で沸いているフランスで初演するために当初の版では、バレエを多く盛り込んだフランスの聴衆好みの絢爛豪華なグランドオペラとして書かれています。後にミラノ・スカラ座での上演のために5幕だった全曲を4幕に大胆にカット。
    今回の放送での上演も、ミラノ・スカラ座4幕版での公演です。[ JUGEMテーマ:オペラ ]

    ▽ガッティ指揮によるスカラ座の“ドン・カルロ”

    「歌劇“ドン・カルロ”」           ヴェルディ作曲
                   (第1幕第1場:17分39秒)
                   (第1幕第2場:46分02秒)
                   (第2幕第1場:14分28秒)
                   (第2幕第2場:21分02秒)
                   (第3幕第1場:39分02秒)
                   (第3幕第2場:19分04秒)
                      (第4幕:22分46秒)
         フィリッポ2世…(バス)フェルッチョ・フルラネット
           ドン・カルロ…(テノール)ステュアート・ニール
            ロドリーゴ…(バリトン)ダリボール・イェニス
              大審問官…(バス)アナトーリ・コチェルガ
               修道士…(バス)ディオゲネス・ランデス
       エリザベッタ…(ソプラノ)フィオレンツァ・チェドリンス
          エボリ公女…(メゾ・ソプラノ)ドローラ・ザジック
            テバルド…(ソプラノ)カルラ・ディ・チェンソ
       レルマ伯爵…(テノール)クリスティアーノ・クレモニーニ
                 王の使者…(テノール)カルロ・ボシ
            天の声…(ソプラノ)イレナ・ベスパロヴァイテ
                   (合唱)ミラノ・スカラ座合唱団
                 (管弦楽)ミラノ・スカラ座管弦楽団
                     (指揮)ダニエレ・ガッティ
      〜イタリア ミラノ・スカラ座で収録〜
                      (イタリア放送協会提供)

    演出、舞台装置:ステファヌ・ブロンシュウェグ
     衣裳:ティボー・ファン・クレーネンブロック
     照明:マリオン・ヒューレット
     収録時期:2008年12月7日
     収録場所:ミラノ、スカラ座(ライヴ)


     

     ロック・オペラとしてはザ・フーの「トミー」が革新的でした。映画となったオリヴィア・ニュートン=ジョンさんの「ザナドゥ」はアメリカンドリームのようで好きな作品です。映像として稚拙な印象だけれどもイメージだけを膨らませるのが好きです。ビートルズをミュージカルでリヴァイヴァルさせた映画で活躍していたのはピーター・フランプトンさんだったでしょうか、「フランプトン・カムズ・アライヴ!」は全米1位。全世界で1,000万枚を売り上げました。一度オリジナル盤で聴いてみたいレコードの一枚です。たくさんのファンがいたと思いますけれども、熊本では中古盤を見かけません、何故でしょうね。



    コメント:ビートルズが「リヴォルバー」、「サージェント・・・」を発表してからと言うものスタジオ製作されたロック・アルバムがライヴ・アルバムをファンへのサービスほどにしか思われていなかったものですけれどもピーター・フランプトンさんのライヴ・アルバムの成功は、ハード・ロック界に影響を与え多くの名ライヴ盤が登場することとなります。

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    2018.01.13 Saturday 03:33
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