"Freddie Hubbard's mixture of forward-looking musical ideas and old-fashioned brassiness might be called the essence of the early-sixties Blue Note sound."
---Peter Keepnews
ブルーノートの4,000番台には、フレディ・ハバードさんの音楽はとても大きかったのではないかしら。リーダーアルバムは8枚しか残されませんでしたけれども、ソニー・ロリンズや、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズというハード・バップのスタンダードから、オーネット・コールマンとのフリー・ジャズ、そしてハービー・ハンコックと、28枚のアルバムを素敵なものにしています。
古風なゆかしさと、先鋭なアイデア感覚は、60年代、70年代、80年代と変わりませんでした。新しい音楽を吸収して、それを周囲に振りまいていたと言うよりも、フレディ・ハバードさんが本来持っていたもので、それを時代に応じて反映させることが出来たのではないかしら。
フレディ・ハバードさんのトランペットの音色は、柔らかな歌を聴いているように感じます。どんなに先鋭な音楽の中にあっても、あたたかなバラッドを聴いているように感じます。
「
ナイト・オブ・クッカーズ (ブルーノート 4207)」の第一集。今、手元にあるオリジナル盤(ニューヨーク・ラベル、ステレオ盤)です。1938年4月7日生まれのフレディ・ハバードさんが、1965年4月9日に録音した白熱したライヴ。天才リー・モーガンとのバトルを、ジェームス・スポールディングが煽ります。
パーソナルは、Freddie Hubbard (tp)、Lee Morgan (tp)、James Spaulding (as)、Harold Mabern (p)、Larry Ridley (b)、Pete LaRoca (d)、Big Black (cga)。
LP2枚(Volume.1とVolume.2)をCD2枚にまとめてリリースされています。
「Volume.2」は、翌日のライヴ。初日のスリリングな危うさと違う、コミュニケーションのとれた演奏です。
パーソナルなイヴェントに楽しんでいます。「Volume.2」をBGMに聞きながら、パートナーとの刺激を欲しくなったら1枚目から曲を選ぶ。そういうふうに2枚のアルバムを雰囲気作りに取っ替え聴くのも良いものです。
リー・モーガンのラテン・フレーバー溢れるプレイが魅惑的な『PENSATIVA』と、『WALKIN'』の2曲は際だっています。ホットな気持ちを呼び起こしてくれます。
フレディ・ハバードさんがデクスター・ゴードンの「ドゥーイン・オールライト」に共演した米オリジナル盤のラベル。ニューヨーク・ラベルと称されているものです。
フレディ・ハバードさんの8枚のリーダー作から、ブルーノートの4,000番台に録音された4枚をご案内。
BLUENOTE 4040
Freddie Hubbard/Open Sesame
フレディ・ハバードさんの出世作「
オープン・セサミ 」。上は、2008年11月11日に発売された、リ・イシューLP。下はCDです。1960年6月19日にヴァン・ゲルダー・スタジオで録音された、初めてのリーダー作(ブルーノート 4040)。「オープン・セサミ」とは「開けゴマ」ですね。局勤めの時当時の発売レコードがありました。日本題でしっかり「開けゴマ」と書かれていました。フレディ・ハバードさんはタイトル通りに、ジャズの新しい扉を開きました。今でも大人気のハード・バップです。
BLUENOTE 4056
ハンク・モブレー(ts)、マッコイ・タイナー(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)と個性豊かな4人を相手にしての「
Goin' Up 」。フィリー・ジョー・ジョーンズとの息はぴったり。(1960年11月6日、ルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオ録音)。一週間後には、ハンク・モブレーの「
Hank Mobley/Roll Call (Rmt) (
BLUENOTE 4058 )」に加わっています。
BLUENOTE 4073
このアルバム「ハブ・キャップ 」あたりから、フレディ・ハバードさんの個性がグンと香り立ちます。自信に溢れすぎているような感じですが、フレディ・ハバードさんのテクニックが学べます。これ以降の充実したサウンドを、このアルバムを聴くことで理解しやすくなることでしょう。BLUENOTE 4073、1961年4月9日、ルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオ録音。
BLUENOTE 4085
スタンダードなアプローチで、新鮮な登場をした「オープン・セサミ」から一年。鬼才ウェイン・ショーターさんとめぐり逢って、異彩を放つアルバムとなったのが「レディ・フォー・フレディ (ブルーノート 4085、1961年8月21日、ルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオ録音)」。フレディ・ハバードさんのトランペットに、ウェイン・ショーターさんのテナーに、バーナード・マッキンニーさんのユーフォニウムと言うとても珍しい編成。高、中、低と揃っていて、ハーモニーは絶妙です。3曲目は「マリー・アントワネット」と題されていて、タイトルにひかれてと言うこともあるでしょうけど、好きなチューンです。ハーバードさんとショーターさんのソロは熱く激しいものですが、ロマンティックなものも感じます。
この「レディ・フォー・フレディ」は、iTunesで試聴、ダウンロードも出来ます。
BLUE NOTE 4085
READY FOR FREDDIE
ニュージャージーの、イングルウッド・クリフにあるルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオにて1961年8月21日録音。 Freddie Hubbard ; trumpet Bernard Mckinney ; euphonium Wayne Shorter ; tenor sax Mccoy Tyner ; piano Art Davis ; bass Elvin Jones ; drums
1. tk.5 Arietis 2. tk.7 Marie Antoinette 3. tk.12 Crisis 4. tk.13 Weaver Of Dreams 5. tk.16 Birdlike
上の4枚のレコードのコメントには、アマデウスレコードがレコード評を書いているジャズ・オリジナル盤通販ショップに寄せたものも含まれます。JUGEMテーマ:
ジャズ
デジタル特有のパルス・ノイズを除去して、よりアナログ録音の良さをPCに保存できる便利アイテムです。
レコード・プレーヤーやカセット・プレーヤーとPCのUSBの間に接続してレコードやカセットなどの音源を簡単にPCにデジタル録音できる
SE-U33GXP(W) 。フォノイコライザーも組み込まれていますので、レコード・プレーヤーから直接PCにデジタル保存できます。
CDからお気に入りの部分だけを編集することも出来る、「DigiOnSound5」のライト版ソフトウェアも標準バンドルされています。
12月30日から31日の深夜は、とても温かい一夜でした。ルームワンピ一枚でとても気持ちよく過ごせました。
下に穿くものの必要もなく、ソックスだけ。
夕食の水炊きがほかほかさせてくれたのかしら。
わたしの部屋着のチュニックワンピース。色は左の写真と同じグレーです。他にネイビーとピンクがあります。
袖口と裾がふんわりしていますので、部屋を暖めた暖かい空気がふんわりと中に入ってきて、お腹と襟足から二の腕までほっこり温かい。二度ほど温かくて脱いでしまいました。
ネックにはスリットがありますので、首周りがごそごそしません。脇のポケットに保温カイロを入れることも出来ます。