今日の売れ筋アイテム
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しのびや.com
コメント:大河ドラマのなかでも、グッズの数と種類が多そうです。高級シルクの扇子は、センスも良く長く愛用出来そうです。 |
bigstar
コメント:六文銭がデザインされた、Tシャツ。夏には必須アイテム。何枚でも欲しいです。 |
歴史時代書房 時代屋
コメント:タオルもおしゃれ。直江兼続の家紋も、カブトの飾りを知らない人にもおすすめ出来そう。色合いも涼しげで、首にかけていてもおしゃれではないかしら。 |
早朝6時に爆竹が鳴った。今日は正面の小学校が運動会でした。風のある1日でしたけれども、湿度もありそうで気温は30度を超していると思います。運動会の終わりを告げる爆竹の鳴った午後3時、室内のわたしは下着姿となりました。
午後6時はNHK大河ドラマ「天地人」。先週は石田三成の心の内がわかるような話でした。無意味な判断をする武将と思って、価値のない者だとわたしは若年の頃から考えていました。その思いは変わらないのですけれども、少し石田三成の胸の内を見た思いがしました。支配している領地ではなくて、日本の国全体の安寧を願う想い。幼少期に心に抱えたものは、終生変われるものではないのでしょう。
今週からは、真田家の動きが活溌になります。忍者として登場していた初音は実は、真田の姫でした。演じている長澤まさみさんは、「好きな女性第1位」に選ばれていて、この数年好印象を持たれている女優さん。わたしも気になっている存在です。「セーラー服と機関銃」や「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ」に出演されてこられました。
戦国武将の中でも、“日本一の兵”とうたわれているのが真田幸村。槍捌きの名手でした。幼い時にNHKの人形劇で親しんだからでしょうか、母に本を買ってもらったり、よく話題にもしていましたし、数々の映画やテレビの時代劇にと常に印象の変わるところのない存在で、戦国武将の中で最も好きな存在です。
真田幸村の名言として伝えられている下の言葉には、とても共感するところを大きく持っています。
“夢をつかんだ奴より、夢を追ってる奴の方が、時に力を発揮するもんでさぁ”〜真田幸村
天地人 第22回 真田幸村参上(5月31日放送)
via www9.nhk.or.jp春日山に真田の使者として初音(長澤まさみ)が来る。驚く兼続(妻夫木聡)。初音は、自分が真田の娘であることを明かし、徳川の脅威から真田を守るため、盟約を結んでほしいと申し出る。泉沢(東幹久)は反対するが、景勝(北村一輝)はこれも上杉の義、と了承する。
兼続のもとに惣右衛門(高嶋政伸)が訪ねてくる。兼続より年下の女性と再婚したという。驚く兼続だったが、父の幸せそうな様子に何も言えない。
ほどなくして真田から人質が来る。若き真田幸村(城田優)だった。泉沢は幸村に槍(やり)の試合を申し出る。試合は泉沢が勝つが、幸村は不敵な笑いを残して立ち去る。翌日、泉沢の槍が紛失、泉沢は幸村が盗んだと疑うが、幸村は答えない。幸村をあずかることにした兼続は、海を見せに行く。そこで語り合う二人。乱世では裏切られる前に裏切ることもある、と言う幸村に、裏切られても信じる生き方の方が楽しい、と説く兼続。しかし、幸村は心を開こうとしない。
そんな折、徳川軍が上田に進軍。景勝は援軍を送り、兼続は幸村を上田に返す。人質を返し、さらに援軍も送る上杉に、幸村は義の心を感じる。戦は真田軍が勝利し、幸村も戻ってくる。兼続に弟子にしてほしいと乞(こ)う幸村。義の心を受け継ぐ武士の誕生であった。
来週は、小さい与六も登場します。兼続の心の存在ともなりそうで、大河ドラマ後半戦は更に面白そうです。[ JUGEMテーマ:名言集* ]
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【ロサンゼルス30日AFP=時事】6年前に女優を殺害した罪に問われた伝説的音楽プロデューサー、フィル・スペクター被告(69)に対し、米ロサンゼルスの裁判所は29日、第2級殺人罪で19年後に仮釈放の可能性がある終身刑判決を言い渡した。
カリフォルニア州法によれば、2028年まで仮釈放の可能性はなく、その機会に釈放されなければ終身刑となる。
スペクター被告は1960年代に「音の壁」と呼ばれる録音テクニックを生み出し、ポップ音楽界で最も影響力のある人物の1人とみられていた。ビートルズ、ティナ・ターナー、ライチャス・ブラザーズ、ザ・ロネッツなどと組んで名声を博した。
同被告は03年2月に女優のラナ・クラークソンさん(当時40)を自宅で銃により殺害したとして起訴された。
判決が読み上げられた時、ピンストライプのスーツと白いシャツに赤いネクタイ姿の同被告は何ら反応を見せなかった。無罪を主張している同被告の弁護人は控訴する方針を明らかにした。
公判中検察側はスペクター被告について、自分と別れようとした女性に対して暴力を振るう経歴を持ち、銃に取り付かれた奇矯な人物として描き出した。〔AFP=時事〕
彼ら、彼女たちはテープやフィルムで出来ていたのではないかしら...
カセットテープから引き出されたイメージの作品集。ジミ・ヘンドリックスやボブ・ディラン。テレビなどの映像よりも、カセットテープでよく聞かれ親しまれていたのではないかとも考えられるミュージシャンが並んでいます。
このアート作品を生み出したiri5氏のコメントには、“これらの作品は哲学者Ryleによる精神が肉体の中に生きるさまの描写から閃いたそう。我々もカセットのようなもので、思考(霊性)が不恰好なパッケージに包まれているのでは”とあります。ケストラーの“Ghost in the Machine”。その言葉からアニメーションとなった“攻殻機動隊”のメッセージと同じところを言っているようです。
「攻殻機動隊」には、主人公の草薙素子が小さな人形に心と記憶を移して事なきを得るクライマックスがあります。命とはなんでしょうか、心とは何処に納められているでしょう。
カセットテープには磁気によって音楽が記録されています。ミュージシャンのメッセージを写し取っているともとらえられるのではないでしょうか。オーディオで言うところのスペック的にはたいした情報量ではなくオーディオ的ではないかも知れませんけれども、はたしてそうでしょうか。
耳にする音は貧しいものですが、カセットテープに収められた音楽としてのミュージシャンの心は受け止めることが出来ました。わたしは、そう信じています。選択肢の一つとしてカセットテープで音楽を楽しんでいた世代として、CDで楽しむことしか選択肢の無かった世代に音を遊ぶことに楽しさを見つけて欲しいと思っています。[ JUGEMテーマ:心、体、そして魂。 ]
寺岡賢司,常木志伸,士郎正宗,菅野ようこ
バンダイビジュアル (2006-11-24) コメント:「個別の11人事件」から2年後のストーリー。素子は何処にいたのだろう。素子かと思われた「傀儡廻」の正体は。映画版を拒絶したS.A.C.でしたが、攻殻の神髄はこの課題からは逃れられません。 |
1年前に作成したムーヴィーにコメントを頂きました。
「初めまして!
同じ熊本在住です。
オークス通りの楠の由来、勉強になりました(^^)」
ムーヴィーの後半を追加していく展開を予定して作成を開始した、上林界隈シリーズでしたが、ランチが楽しみなフィールさんだけになってしまっています。1年前にアップしたムーヴィーでも、役立てる時があることに感動しています。[ JUGEMテーマ:心、体、そして魂。 ]
昨日の熊本は雨ぐもり。時々降っている気配のあるぐらいでした。梅雨も間近いはずですけれども、肌寒くて半袖では過ごせなかった一週間。風も強くて、買い物に出る時に向かいの学校の木々のカラスたちも、安心して空に翼を拡げられない様子でした。
今朝は明るい朝陽と、澄んだ青空が気持ちの良い朝となりました。
5月第4週の「バロックの森」は、西洋音楽史をユニークな視点から紹介してくださる大愛崇晴さんの選曲でした。選ばれる曲は紹介されている作曲家のよく知られた楽曲ですけれども、放送に使われるCDは御愛聴されているお気に入りのようです。廃盤になっているものも少しはありますが、音源を聴けないというものではありません。ただいずれも名演奏、名録音でありながらも発売枚数の少ないものです。
大愛崇晴さんが担当される週は、貴重な録音を聞いているような楽しい時間が過ごせます。通して聴かれた方とは、お話ししてみたいと思える内容でした。
2009.5.25(月)〜5.29(金)
ご案内:大愛崇晴
西洋音楽史をながめてみると、親子や兄弟が音楽家どうし、という例が少なくないことに気付きます。モーツァルトやベートーベンの父親も音楽家でした。今週は、バロック時代に活躍した親子や兄弟の作曲家の作品を集めてお送りします。
月曜日にお送りするのは、バロック時代の音楽家一族としてもっとも有名なバッハ家です。「大バッハ」と呼ばれるヨハン・セバスティアン・バッハは、ドイツ中部で代々音楽家をつとめてきた家系の生まれでした。彼の子供たちも、4人が音楽家として独立しています。
火曜日には、イタリア・バロックの重要な作曲家スカルラッティ親子を取り上げます。父親のアレッサンドロ・スカルラッティはオペラの大家として、息子のドメニコ・スカルラッティは鍵盤楽器の名手として知られています。
水曜日には、フランスのベルサイユ宮殿でヴィオールの名手として活躍したマラン・マレーと、その息子ロラン・マレーのヴィオール曲を中心にお送りします。また、木曜日には、バロック時代後期に活躍した、北イタリア・ミラノ出身の作曲家サンマルティーニ兄弟、金曜日には、現在のチェコ共和国・ボヘミア地方出身の作曲家ベンダ兄弟の作品をとり上げます。
親子や兄弟といっても、彼らがまったく異なる作風を持っている場合のほうが多いようにも思います。そのあたりの違いに注目してお聴きいただくと、面白いかもしれません。
via nhk.or.jp
2009年5月25日(月)
(副題:親子や兄弟の作曲家の作品を集めて(1))
フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV.1030
バッハ作曲
フラウト・トラヴェルソ:有田正広
チェンバロ:有田千代子
(18:06)
<日本コロムビア CO-3868-69>
「12のポロネーズ」から
ポロネーズ 第1番 ハ長調
ポロネーズ 第8番 ホ短調
ポロネーズ 第12番 ト短調
フリーデマン・バッハ作曲
チェンバロ:クリストフ・ルセ
(14:02)
<Virgin veritas 7243 5 61295 2 8>
フルートとチェンバロのためのソナタ ニ長調 Wq.83
エマヌエル・バッハ作曲
フラウト・トラヴェルソ:バルトルド・クイケン
チェンバロ:ボプ・ファン・アスペレン
(15:31)
<Sony classical S2K 53 964>
2009年5月26日(火)
(副題:親子や兄弟の作曲家の作品を集めて(2))
フォリアによる変奏曲
アレッサンドロ・スカルラッティ作曲
チェンバロ:ベアトリス・マルタン
(7:34)
<Deux-Elles DXL 1054>
モテット「愛に対してまったく弱いもの」
アレッサンドロ・スカルラッティ作曲
カウンター・テノール:ライランド・エンジェル
合奏:レ・フォリー・フランソアーズ
(10:31)
<Deux-Elles DXL 1054>
ソナタ イ長調 K.208
ソナタ イ長調 K.209
ソナタ ハ長調 K.513
ドメニコ・スカルラッティ作曲
フォルテピアノ:渡邊順生
(12:22)
<コジマ録音 ALCD-1096>
カンタータ「わたしが言いたいのは」
ドメニコ・スカルラッティ作曲
カウンター・テノール:マックス・エマヌエル・ツェンチッチ
合奏:オルナメンテ99
指揮:カルステン・エリク・オゼ
(15:38)
<Capriccio 67 067>
2009年5月27日(水)
(副題:親子や兄弟の作曲家の作品を集めて(3))
「ヴィオール曲集 第4巻」から
前奏曲 二短調
含み笑い
アラベスク
夢みる人
たわむれ
マラン・マレー作曲
ヴィオール:平尾雅子
アーチリュート:金子浩
(18:58)
<コジマ録音 ALCD-1084>
「ヴィオール曲集 第2巻」から
組曲 ハ短調
ロラン・マレー作曲
ヴィオール:ジョナサン・ダンフォード
合奏:ア・ドゥー・ヴィオール・エガール
(19:44)
<AS Musique ASM003>
「新しいコンセール」から
コンセール 第12番 イ長調
フランソア・クープラン作曲
ヴィオール:ヴィーラント・クイケン
ヴィオール:上村かおり
(8:32)
<Accent ACC10088>[2009年5月31日発売]
※放送では<Accent ACC 9288 D>が使用されました。
2009年5月28日(木)
(副題:親子や兄弟の作曲家の作品を集めて(4))
オルガン協奏曲 ト長調 作品9第3
ジュゼッペ・サンマルティーニ作曲
オルガンと指揮:ファビオ・ボニッツォーニ
合奏:ラ・リソナンツァ
(15:36)
<Glossa GCD 921505>
シンフォニア イ長調
ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ作曲
合奏:アカデミア・ダルカディア
指揮:アレッサンドラ・ロッシ・ルーリック
(12:50)
<Brilliant classics 93610>※ハイブリッドCD盤
トリオ・ソナタ ト短調
プラッティ作曲
合奏:エポカ・バロッカ
(13:06)
<CPO 777 340-2>
ファンタジア 第55番
フランチェスコ・ダ・ミラノ作曲
リュート:クリストファー・ウィルソン
(5:02)
<Naxos 8.550774>
2009年5月29日(金)
(副題:親子や兄弟の作曲家の作品を集めて(5))
フルート・ソナタ ト長調 作品3第1
フランツ・ベンダ作曲
フラウト・トラヴェルソ:有田正広
チェンバロ:有田千代子
(12:09)
<日本コロムビア COCO-75025>
チェンバロ協奏曲 ロ短調
ゲオルク・アントン・ベンダ作曲
チェンバロ:ヴァーツラフ・ルクス
合奏:コレギウム1704
(18:58)
<Arta F10133>
ソナタ 第13番 変ホ長調
ゲオルク・アントン・ベンダ作曲
フォルテピアノ:ジャック・オッホ
(8:09)
<Globe GLO 5092>
シンフォニア ハ長調
ミスリヴェチェク作曲
合奏:コンチェルト・ケルン
指揮とバイオリン:ウェルナー・エールハルト
(7:15)
<Archiv 477 6418>
ヨーロッパの音楽家は、有名な奏者の親はオーケストラの楽員である例は少なくありません。クライスラーが使用していたヴァイオリンを現在演奏しているドイツのヴァイオリニストの、フランツ=ペーター・ツィマーマンさんの場合でもお父様はオーケストラのヴァイオリン奏者。作曲家としてよく知られているのはモーッアルトで、アマデウスの場合は父親のレオポルド・モーッアルトが宮廷楽団の楽長でしたので、労無くして生まれついての音楽家。うがった見方をすれば、もしアマデウスに作曲の才能がなかったとしても宮廷で音楽を演奏するお仕事を言いつけられていたと言うことです。
日本でも例外なく、名のある音楽家は親や親族に音楽の仕事をされていることがほとんど。生まれ、育った環境を否定出来るものではありません。
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「子どもたちよ戦え、明日の日の出がみたかったら、生きてこの火を絶やすな。」
「グイン・サーガ」のアニメーションでの登場はおもいがけないものでした。初めて原作を手に取ってみたのは何歳のことだったのでしょう。ファンタジー小説やジュブナイル漬けだったわたしには禁忌を犯すようなトキメキでした。
「グイン・サーガ」「ぼくらの時代」などの作家、栗本薫(くりもと・かおる、本名・今岡純代=いまおか・すみよ)さんが26日午後7時18分、すい臓がんのため死去した。56歳。葬儀は近親者のみで、お別れ会を予定している。
早稲田大文学部卒業後、76年に評論「パロディの起源と進化」でデビュー。78年に「ぼくらの時代」で江戸川乱歩賞を受賞。79年から長編ファンタジー小説「グイン・サーガ」を発表、4月には126巻「黒衣の女王」を発売したばかりで、一人の作家の作品としては世界最長のシリーズだったが未完に終わった。
「中島梓」名義で評論活動を展開、08年には自らのがん闘病をつづった「ガン病棟のピーターラビット」(ポプラ社)も発表している。
最新刊と共に4月には、「グイン・サーガ」がテレビ・アニメーションになってNHKで放送開始されました。アニメーションにするのは難しいと言われていただけに、注目ぶりも大きかった作品。最初の発表が79年といいますから、その時に誕生したこどもも30歳。全126巻となるわけですから、どれほど読まれていることかしら。
わたしが幼い頃に「グイン・サーガ」の文庫本を手にした時、もっと大人にならないと読めない内容だと感じました。「サーガ」という言葉を初めて見たのも、その時だったことになります。
「エン・サガ」、「エッダ・サガ」。ワグナーの「リング」に関心を持ち、北欧の伝承をもっと知りたくなって以来手元から片時と離したことの無かったケース入りの本があります。「ニーベルンゲンの歌」同様に、文字としてではなく言葉で千年以上も語り伝えられた北欧の伝承が小さい文字でいっぱいです。
よく知っていたギリシャやローマの神様たちの話しとは、また違ってはいましたけれども不思議な思いを抱くきっかけにもなりました。
それというのも、全く交流もなかっただろうに日本の昔話に触れているような思いがするところもあること。伝わったというのでもなくて、同じ時期に出来たと言われる話しがあったりすると地球の不思議を感じます。
母と冗談交じりに言っていたことがあります。「昔の日本人は、巨人だったんだよ」って。確かに「リング」には巨人族が登場します。神々、巨人族、魔法を使うこびと族。そして隠れるように暮らしていた人間族。熊本の神話には、巨大なナマズを退治した巨人のような神様のお話があります。
激しく雨の降った日もありましたが、潤った地面からは瑞々しい緑と、笑顔を振りまくように愛らしい花たちが歌いかけています。 早朝6時、近くの学校からパンパンと元気に爆竹が聞こえました。小学校か、中学校かで、運動会が開催されるのでしょう。
インターネットを伺うと、ブログやBrightkiteから運動会気分が届いています。どちらもとても良いお天気のようですね。ケガの無いように、良い空気を楽しんでくださいと申し上げたい思いでいっぱい。わたしは午後からの、レコード・コンサートで良い気持ちを満喫します。
メンデルスゾーンの生誕200年となる今年の、「蓄音機でレコードを楽しむコンサート」はメンデルスゾーンを聴いて頂いています。先月は「八重奏曲」をLPレコードで楽しみました。今日の「第253回」は、カザルス・トリオのSPレコードで、「ピアノ三重奏曲 ニ短調」です。
「我々の時代の極めて偉大なピアノ三重奏曲」というシューマンの言葉の後押しもいらないほど、今でも最も良く楽しまれている室内楽曲。
クラシック音楽といえば、ゴージャスに交響曲や管弦楽曲。協奏曲は楽しく、親しみを感じさせるピアノ曲。「室内楽は少々・・・」という声や、室内楽曲イコール弦楽四重奏曲という、図式が浮かびます。そんななかでメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲は、ここ10年間のCDの人気で、室内楽曲の第2位に選ばれています。ちなみに1位は、モーツァルト作曲のクラリネット五重奏曲。第3位が、シューベルトのアルペジョーネ・ソナタです。
1839年。メンデルスゾーンが活動面でも、身体面でも充実している30歳の時に作曲されました。この年の3月21日には、シューベルトの交響曲第8番を、初演しています。170年経った現代の日本のクラシック愛好家が、モーツァルトとシューベルトと並べて、メンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲 ニ短調」を好んで聞いていると言うことを喜んでいるでしょうね。
さかのぼる28歳の3月28日に、セシル・ジャンルノー嬢と結婚をあげています。この挙式、メンデルスゾーンの家族からは喜ばれなかったみたいです。唯一、叔母のドロテーアのみが出席をしています。これは家族揃って結婚に意見があったわけではありません。メンデルスゾーンの姉が、新しい妹のために歌曲「ズライカ(ああ、おまえの湿った翼が)」などいくつかの曲をプレゼントしています。それは、メンデルスゾーンが両親に相談も無しに独断で挙式を決めてしまったからのようです。自由で縛られた考えを持っていない叔母ドロテーアは、列席していることからも想像できそうです。
それほどまでに行動的に結婚した、セシルとの家庭。もう一つの家庭である、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団との演奏も、前述したシューベルトの「グレート交響曲」の初演、ニーダーライン音楽祭やブラウンシュヴァイクの音楽祭への出演と充実しています。優れた実力を持っている楽団員の生活までもフォローするような活躍にも力を尽くして、楽団員の給料をアップさせただけでなく50名も増員。
結婚を喜ぶような「ピアノ協奏曲(1937年作曲)」と、同じニ短調で作曲されている「ピアノ三重奏曲」。ピアノが華やかに活動する音楽です。
第1楽章は、チェロの息の長い響きで始まります。ニ短調で書かれたバッハを思わせるところや、シューベルトの交響曲第8番を聴いているときに感じるような、入念に和声が書かれていますけれどもとっても叙情性に溢れています。
第2楽章は「無言歌」。メンデルスゾーンが創案した、歌詞のない歌曲。とても夢想的で、聴きながら言葉を考えるのもこの上ないひととき。
第3楽章は得意のスケルツォ。「夏の夜の夢」のパックがこの曲でも軽やかにダンスしています。
第4楽章は、何処までも高揚していきます。名人芸も名人芸と思えないほどに。ドラマはニ長調という祝福のハーモニーでフィナーレです。
ピアノ三重奏曲というよりも、家庭的なピアノ協奏曲のような趣向。上品で色彩豊か、自宅で素敵なサービスを受けているようなくつろぎが全体にあります。 うるさいお小言も言われないほど形式高いのに、奔放で華やか。それでいて押しつけがましさのない上品な語り口で、最初から最後まで伸びやかです。
しつけの効いた育ちの良さを感じさせる一方で、格式張っていないバランス感覚の良い人間像も浮かんでくるような音楽です。家庭のため、楽団員のため、そして未来の音楽愛好家のためにシューベルトの最上の交響曲を見つけ出して、初演を成功させたこと。己のなかに蓄えられた充実を、己の中にとどめておかない出回りに振りまいたメンデルスゾーン。この音楽からは、音楽を楽しむだけでなく、心得としても学ぶことがたくさんありました。
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アミューズソフトエンタテインメント
(2009-03-06) コメント:玉手箱のような「パコと魔法の絵本」。「夏の夜の夢」を起源とするようなファンタジーは幾つになっても楽しめます。高画質でなおさらに、一緒にいるようです。 |
木皿泉
バップ (2003-12-21) コメント:すいかって家庭的なくつろぎが頭によぎる果物。何が好きって聞かれてすぐには口にし忘れるけど、大好きです。 |
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
(2009-04-22) コメント:ファンタジーの新しいキャラクターが今年も加わわりました。いついつまでもお友達でいてくださいね。 |
「フキダシステム 」と名付けられた、移動体付随情報表示装置株式会社とわかりやすくて憶えにくい社名の組織が考案した、新しい広告形態。
移動CMと言えるもので、エスカレーターなど一定の速度で移動するようなところでの活用も良いかと言われています。これまではポスターが貼ってあっても、気がつかれなければ過ぎ去ってしまいます。そのポスターがついてくることで、気がつかれる効率が上がると見られています。
近未来を構想すれば、各自にこういうついて回る情報ボードのようなものの登場も考えられるのではないかしら。お知らせであったり、備忘録になったり。歩きながら形態で見ている映像なども、表示されるのではないでしょうか。夢中になって、人にぶつからないようにも注意が必要ですね。
確かに、表示されているものに夢中にならないようにしないと危険も大きいなと様子を見ていて感じます。[ JUGEMテーマ:ネットで話題のもの ]。
怪異とは――世界そのものなのだから。
生き物と違って――世界と繋がっている。
『化物語』は、講談社BOXより最初に刊行された作品の一つで、5つの物語で構成される西尾維新の小説である。
2006年11月1日に刊行された「化物語(上)」には、「ひたぎクラブ」「まよいマイマイ」「するがモンキー」の3作が、
2006年12月1日に刊行された「化物語(下)」には、「なでこスネイク」「つばさキャット」が、それぞれ収録されている。また、続編として、2008年に刊行された『傷物語』『偽物語(上)』がある。
そしてこの度、新房昭之監督 / 制作スタジオ:シャフトにより、TVアニメ化へと至る!!
2009年7月より、TOKYO MX・毎日放送・チバテレビ・テレビ神奈川・テレビ埼玉・テレビ北海道・TVQ九州放送 ほかにて放送開始予定です!
ニュータイプ6月号(5/10発売) 新房昭之特集「SHIMBO THE WORLD」にて、渡辺明夫氏の描き下ろしイラスト&監督のロングインタビュー掲載。
神社がテーママークになっているお話には、とても関心をひかれます。生まれる前から関係が深いからかも知れません。
昨夕、玄関を出て空を仰ぐと雨の気配に傘を持って仕事に出かけました。深夜の帰宅まで待っていただいたようで、程なく激しい雨音がテラスに鳴っていました。
雨音を聞きながら眠りに落ちて、今日も午後の起床。12時間の間、床についていました。午前10時に1度目を覚ましたのは、下着も身につけていなかったから。家の中にはもう、わたし一人だけの気配。脇に置いてあった下着を身につけて、ふたたび眠りに落ちました。
午後に起床して、半覚醒の時のふわっとした感じでいる過ごすのが好き。頭がすっきりとしているときは、少し退屈です。
午後4時前から雨が強く降り始めました。窓を開いて夕立あとのような涼風を楽しんでいたら、4時25分に雷さまのゴロゴロが響きはじめました。
久しぶり。
「雷さま、お元気でしたか」
と、声をかけたくなりました。
変な親近感を持つ、自然現象。擬人化された自然現象の中で、一番身近に感じるものかも知れません。日本昔話や、うる星やつら。そういうものを楽しんで育ったからかしら。
「かみなりさんだ。おへそを隠せ」と声をかけられそうです。
かみなりさまは、整形したおへそでも狙って下さるのでしょうか。[ JUGEMテーマ:ネットで話題のもの ]
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