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マイケル・ジャクソンさんの死亡が、午前10時の報道で、ロサンゼルス郡検視局が正式の発表になりました。
【ロサンゼルス=堀内隆】82年のアルバム「スリラー」で売り上げの世界記録を打ち立て、「ポップの帝王」と称された米歌手マイケル・ジャクソンさんが25日午後2時半(日本時間26日午前6時半)ごろ、米ロサンゼルスのカリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)医療センターで死去した。50歳。ロサンゼルス郡検視局が明らかにした。
少年時代にデビュー、80年代を中心にスーパースターとして世界中で絶大な人気を誇ったが、音楽活動は近年、低調で、少年への性的虐待疑惑をめぐる訴訟や金銭トラブルなど本業以外での話題に事欠かなかった。歌手としての再起をかけて7月13日からロンドンでの連続公演に臨む矢先の急死だった。 米メディアによると、25日午後0時20分ごろ、ロサンゼルス西部の高級住宅地ベルエアにあるジャクソンさんの自宅から、消防局に救急出動の要請があった。救急隊員が到着した際には自発呼吸がなく、救急車内で心肺蘇生措置を受けながら3.5キロ離れた同センターに搬送された。郡検視局は「突然の心停止が起きた」としているが、詳しい状況は分かっていない。 ロサンゼルス市警(LAPD)殺人課は25日午後、ジャクソンさんの自宅で捜査を始めた。だが、LAPD捜査官は自宅前で報道陣に「有名人の死亡事案のために捜査を決めた」と語り、LAPDは米メディアに「事件性を示す証拠はない」と述べた。郡検視局は26日に検視を行い、死因を調べる。 ジャクソンさんは58年8月、米インディアナ州ゲーリー生まれ。66年に4人の兄と結成したボーカルグループ「ジャクソン・ファイブ」が数々のコンテストで優勝し、11歳のときにリードボーカルをつとめたシングル「帰ってほしいの」(69年)で天才児としての評判を不動にした。 ソロデビューは71年。アルバム「スリラー」(82年)が全世界で推定1億枚を売り上げるなど、80年代がキャリアの絶頂期だった。以後、音楽活動は徐々に低調になり、ロサンゼルス・タイムズ紙によると、最後のツアーは97年で、新作アルバムも01年以来、出ていない。 04年には12歳の少年に性的虐待をした疑いなどでカリフォルニア州大陪審に起訴されたが、05年に無罪評決を受けた。02年以降住んでいたベルエアの邸宅は家賃が月額10万ドル(約960万円)と言われ、ぜいたくな暮らしを維持する生活費に法廷闘争の費用も加わり、多額の負債を抱えていた。7月以降、50回予定されていたロンドン公演には、借金返済の目的もあったとみられている。
M・ジャクソンさん死去とロイター 2009年06月26日
ロイター通信は、米人気歌手マイケル・ジャクソンさんが25日に死去したと報じた。(共同)
M・ジャクソンさん救急搬送 意識なしと米メディア報道 2009年06月26日
【ロサンゼルス25日共同】米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は25日、米人気歌手マイケル・ジャクソンさん(50)がロサンゼルスの病院に救急搬送されたと報じた。詳しい容体は不明だが、救急隊が自宅に到着した際、呼吸をしていない状態だったという。
ジャクソンさんは兄弟5人で結成した「ジャクソン・ファイブ」のボーカルとしてデビュー。その後、ソロ活動を始め「スリラー」など1980年代以降に大ヒットを連発し世界的スターとなった。(共同)
2009.6.22(月)〜6.26(金)ご案内:大愛崇晴
今週は、中世・ルネサンス時代の大作曲家たちのミサ曲を、時代を追ってご紹介します。
複数のパート(声部)が互いに異なる旋律を同時に歌い、全体として調和のとれた響きを作り出す多声音楽は、中世にはじまり、ルネサンス期に大きな発展を見せました。作曲家たちが、その多声音楽の技法をいかんなく発揮したのが、カトリック教会の典礼で歌われるミサ曲です。ミサ曲は通常、キリエ(主よ,あわれみたまえ)、グロリア(栄えあれ)、クレド(わたしは信ずる)、サンクトゥス(聖なるかな)、アニュス・デイ(神の小羊)という5つの楽章からなり、誰が作曲した作品でも、同じラテン語の歌詞が歌われています。
月曜日は、多声音楽として作曲されたミサ曲のもっとも初期の代表作として知られる、中世の作曲家ギヨーム・ド・マショーのミサ曲「ノートルダム」をご紹介します。
火曜日にお送りするデュファイのミサ曲「もしも顔が青いなら」は、同じ作曲家による同名のシャンソンをもとにして作曲されています。愛を歌った世俗的な歌曲を教会音楽の素材に用いることは当時としてはとても大胆な試みでした。その意味でこのミサ曲は、人間中心主義を掲げるルネサンス精神の到来を象徴する作品と言えるでしょう。また、マショーの作品にくらべて、響きがとてもやわらかくなっていることも大きな変化です。
水曜日にお送りするオケヘムの「ミサ・プロラツィオヌム」は複雑化した多声音楽の極致とも言える作品です。ここでは、すべて異なる拍子を持つ4つのパートが同時に歌われるという離れ技が行われます。そして、木曜日にお送りするジョスカン・デ・プレのミサ曲「パンジェ・リングァ(舌よ、歌え)」は、同名のグレゴリオ聖歌をもとにして作曲された作品です。ここに見られる簡潔にして節度を保った美しさからは、まさにルネサンス音楽が頂点に達したことを感じていただけるでしょう。
金曜日は、後期ルネサンスの代表的な作曲家パレストリーナの「法王マルチェルスのミサ曲」をご紹介します。この作品は、あまりに複雑化しすぎて肝心の歌詞が聞き取れなくなっていた多声音楽のミサ曲を改革しようというカトリック教会の方針にしたがって作曲されたもので、それまでの作品にくらべると、歌詞の聞き取りやすさにより重点を置く姿勢が感じられます。しかし、この世のものならざるようなその超越的な響きは、まさにパレストリーナ特有のものであり、ルネサンス音楽の爛熟がよく現れている傑作と言えます。
クラシック音楽には器楽曲と声楽曲と、日頃よりクラシック音楽を愛好しているという方々でもグループ分け出来そうな感じさえ憶えます。声楽曲もオペラだと、モーッアルトを楽しむうえでは見聞きしないという方はいらっしゃらない。そのモーッアルトの《レクイエム》は好きな曲にあげられる音楽ファンが多いのは、モーッアルトの死のエピソードに惹かれてかも知れません。
モーッアルトの800あまりの曲の半分近くは宗教曲です。バロック音楽を好むとなると、宗教作品を書いていない作曲家はいません。むしろ器楽曲の数が少ないと言えます。それはバロック音楽の時代、音楽は神に捧げられるものであって教会内での演奏が主だったから。バッハのコレギウム・ムジクム活動は、異論さえ出ていました。でもその曲の多くは、宗教作品から声楽のパートを省略して転用しています。つまりはバロック音楽時代から、モーッアルトまでは教会の音楽とも言って良いでしょう。
中世・ルネサンス時代は、バロック音楽の前。バロック音楽は西暦1,600年の少し前に、オペラの最初の作品が作られた頃がはじまり。それまでは教会で演奏される宗教曲と、民衆の中で演奏される俗曲に明瞭にわかれいずれも器楽演奏よりも声楽が主体でした。宗教音楽は教会での儀式の伴奏のようなもので、多様性がないのでどの作曲家の、ミサ曲もわたしには同じように聞こえてしまいます。
ミサ曲の歌詞も、構成も同じだからかも知れません。今週の「バロックの森」は毎日、一作品よく知られているミサ曲を聴かせて下さいました。けして熱心に聞いているルネサンス時代のミサ曲ですが、いずれも所有していましたので発展の経緯が把握出来る良い機会でした。放送で聞かせていただいたCDは、発売当時から有名な録音ではありますけれども、今は購入出来るか難しい録音です。
2009年6月22日(月) ご案内:大愛崇晴
(副題:中世・ルネサンス時代のミサ曲を中心に(1))
大司祭らは座にありて
ペロタン作曲
合唱:ヒリヤード・アンサンブル
指揮:ポール・ヒリアー
(11:54)
<ECM Records J00J 20357>
ミサ曲「ノートルダム」から
キリエ
グロリア
クレド
ギヨーム・ド・マショー作曲
合唱:アンサンブル・ジル・バンショア
指揮:ドミニク・ヴェラール
(19:26)
<Harmonic Records H/CD 8931>
モテット「主が家を建てたまわずば」
デュモン作曲
ソプラノ:ヴァレリ・ガバユ
カウンター・テノール:カルロス・メーナ
テノール:ジャン・フランソア・ノヴェッリ
バリトン:アルノー・マルゾラーティ
バス:シュテファン・マクラウド
合唱:ナミュール室内合唱団
合奏:リチェルカーレ・コンソート
指揮:フィリップ・ピエルロ
(8:16)
<Ricercar RIC 202>
フローベルガー氏を手本とした前奏曲 イ短調
ルイ・クープラン作曲
クラヴサン:グスタフ・レオンハルト
(7:10)
<BMGジャパン BVCD-38183>
2009年6月23日(火) ご案内:大愛崇晴
(副題:中世・ルネサンス時代のミサ曲を中心に(2))
ミサ曲「もしも顔が青いなら」から
キリエ
グロリア
クレド
デュファイ作曲
合唱:ディアボルス・イン・ムジカ
指揮:アントアーヌ・ゲルベル
(24:44)
<Alpha 051>
シャンソン「もしも顔が青いなら」
シャンソン「さらば、ランのよきワインよ」
デュファイ作曲
演奏:ロンドン中世アンサンブル
(7:00)
<ポリグラム POCL-5204>
バイオリン協奏曲 ニ長調 作品7第2
ルクレール作曲
バイオリン:モニカ・ハジェット
合奏:アリオン
(15:15)
<Atma ACD 2 2143>
2009年6月24日(水) ご案内:大愛崇晴
(副題:中世・ルネサンス時代のミサ曲を中心に(3))
「ミサ・プロラツィオヌム」から
キリエ
グロリア
クレド
オケヘム作曲
合唱:ヒリヤード・アンサンブル
指揮:ポール・ヒリアー
(20:38)
<Virgin classics 7243 5 61484 2 0>
「音楽のささげもの」BWV.1079から
6声のリチェルカーレ
バッハ作曲
チェンバロ:有田千代子
(9:00)
<日本コロムビア COCO-78915>
シャンソン「口元に笑みを浮かべ」
シャンソン「わたしの例に倣って」
シャンソン「死よ、おまえは傷つけた」
オケヘム作曲
演奏:ロンドン中世アンサンブル
(17:42)
<ポリドール POCL-2569/70>
2009年6月25日(木) ご案内:大愛崇晴
(副題:中世・ルネサンス時代のミサ曲を中心に(4))
ミサ曲「パンジェ・リングァ」から
キリエ
グロリア
クレド
ジョスカン・デ・プレ作曲
合唱:タリス・スコラーズ
指揮:ピーター・フィリップス
(14:22)
<Gimell CDGIM 009>
これほど美しく立派な女神たちは
わたしを本当に驚かす
わたしが朝早く起きると
イザーク作曲
演奏:ロンドン中世アンサンブル
(10:10)
<ポリグラム POCL-5205>
「バイオリン・ソナタ集」から ソナタ 第3番
シュメルツァー作曲
バイオリン:アンドルー・マンゼ
テオルボ:ナイジェル・ノース
チェンバロ:ジョン・トール
(7:27)
<Harmonia mundi(仏) HMX 2907362.63>
フランス組曲 第4番 変ホ長調 BWV.815
バッハ作曲
チェンバロ:クリストファー・ホグウッド
(14:42)
<Decca 466 736-2>
2009年6月26日(金) ご案内:大愛崇晴
(副題:中世・ルネサンス時代のミサ曲を中心に(5))
「法王マルチェルスのミサ曲」から
キリエ
グロリア
クレド
パレストリーナ作曲
合唱:タリス・スコラーズ
指揮:ピーター・フィリップス
(20:57)
<Gimell CDGIM 204>
「トッカータ集 第1巻」から
ロマネスカのアリアによるパルティータ
フレスコバルディ作曲
チェンバロ:リナルド・アレッサンドリーニ
(14:06)
<Arcana A404>
モテット「天上の者が息を吹くと」
ヘンデル作曲
ソプラノ:エマ・カークビー
合奏:ロンドン・バロック
(11:54)
<BIS CD-1065>
2009.6.15(月)〜6.19(金) NHK-FM 午前6時放送 「バロックの森」
ご案内:加藤拓未
月曜日は、ヨハン・セバスティアン・バッハの作品をお送りします。はじめにバッハが1731年に出版した「クラヴィール練習曲集」第1部から、パルティータ 第5番 BWV829を聴いていただきましょう。つづいてお送りするのは、バッハと同時代に活躍した音楽家、ゴットフリート・ハインリヒ・シュテルツェルの3声のソナタです。シュテルツェルは、ドイツ中部のゴータ宮廷の楽長をつとめ、バッハも音楽家として尊敬していました。バッハの作品目録番号は、略称で「BWV」としますが、その栄えある「第1番」は、カンタータ第1番「輝く暁の星の麗しさよ」です。このカンタータをこの日のおしまいにお聴きください。
火曜日は、アントニオ・ヴィヴァルディの作品を2曲、お送りします。ヴィヴァルディは、協奏曲を数多く作曲したことで知られますが、生涯の大半を、教会の音楽家として活動していたこともあり、かなりの宗教音楽も残しています。この日は、ヴィヴァルディの「聖母マリアをたたえまつる」をお聴きいただきます。この作品は1720年代半ばから1730年代はじめ頃に作曲されたと考えられているもので、アルト独唱のためのものです。さらに、ヴィヴァルディのオーボエ協奏曲もお楽しみいただきます。そのほか、イタリアの影響を強く受けながらも、独自の音楽を花開かせたふたりのドイツ人音楽家――ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァーとヨハン・ダーヴィト・ハイニヒェンの作品をお送りします。
水曜日は、北ドイツで活躍したバロック時代の音楽家の作品を取り上げます。はじめに、17世紀前半にハンブルクの聖カタリーナ教会のオルガニストとして名声を博したハインリヒ・シャイデマンのオルガン曲、前奏曲 ニ短調をお送りしましょう。つづいて、17世紀後半にハンブルクなどドイツ各地で活躍したヨハン・タイレの3声のソナタを、さらに18世紀前半にハンブルクの音楽監督をつとめたゲオルク・フィリップ・テレマンの作品をお送りします。テレマンは、1737〜38年にパリに招かれましたが、そこで、演奏されたテレマンの「6つの組曲からなる新四重奏曲集」から 四重奏曲 第4番と、モテット「神よ、あなたによる裁きを、王に」をお聴きいただきます。
木曜日は、フランスの音楽をお送りします。はじめにお送りするのは、17世紀半ばにパリで活躍したルイ・クープランの鍵盤作品、パッサカリア ハ長調です。つぎに、17世紀後半から18世紀前半にかけて、ヴィオールの名手としてパリで活躍したマラン・マレーの「田園の宴」、そして、やはり同じ頃に活躍したフランスの音楽家ミシェル・リシャール・ドラランドの宗教曲「怒りの日」をお聴きください。そして、おしまいに、18世紀のパリを中心に活躍したオルガン奏者、ミシェル・コレットが1756年に出版した曲集から、オルガン協奏曲 ニ長調 作品26第3をお送りします。
金曜日は、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの作品をお送りします。はじめに、ヘンデルが1720年に出版した『ハープシコード組曲』第1巻から、組曲 第2番です。つぎに、ヘンデルが、まさに駆け出しの1704年に作曲した歌劇「アルミーラ」に含まれている器楽曲を集め、組曲のかたちでお聴きいただきます。そして、おしまいは、ヘンデルが、1713年に作曲した「アン女王の誕生日のためのオード」です。このオードの出だしでおこなわれる、カウンター・テノールの独唱とトランペットの掛け合いは、たいへんに美しいです。
それでは、今週もお楽しみください。(番組解説より)
2009年6月15日(月) ご案内:加藤拓未
パルティータ 第5番 ト長調 BWV.829
バッハ作曲
チェンバロ:ジークベルト・ランペ
(19:13)
<Virgin veritas 7243 5 45404 2 4>
4声のソナタ
シュテルツェル作曲
合奏:リチェルカーレ・コンソート
(6:58)
<SPRL Ricercar RIC 049027>
カンタータ第1番「輝く暁の星の麗しさよ」BWV.1
バッハ作曲
ソプラノ:マリン・ハルテリウス
テノール:ジェームズ・ギルクリスト
バス:ピーター・ハーヴィー
合唱:モンテヴェルディ合唱団
合奏:イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
(21:23)
<Soli Deo Gloria SDG 118>
2009年6月16日(火) ご案内:加藤拓未
「バイオリン・ソナタ集」から ソナタ 第4番
シュメルツァー作曲
バイオリン:アンドルー・マンゼ
テオルボ:ナイジェル・ノース
オルガンとチェンバロ:ジョン・トール
(9:42)
<Harmonia mundi(仏) HMU 907143>
聖母マリアをたたえまつる RV.618
ヴィヴァルディ作曲
アルト:ナタリー・シュトゥッツマン
合奏:キングズ・コンソート
指揮:ロバート・キング
(14:49)
<Hyperion CDA66839>
オーボエ協奏曲 ヘ長調 RV.455
ヴィヴァルディ作曲
オーボエ:トーマス・インデアミューレ
合奏:イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ
(8:19)
<カメラータ・トウキョウ 28CM-601>
協奏曲 ト長調
ハイニヒェン作曲
合奏:ムジカ・アンティクァ・ケルン
指揮:ラインハルト・ゲーベル
(15:31)
<Archiv 474 892-2>
2009年6月17日(水) ご案内:加藤拓未 (副題:ハンブルクで活躍した作曲家)
前奏曲 ニ短調
シャイデマン作曲
オルガン:ピーテル・ファン・ダイク
(4:10)
<Naxos 8.554202>
3声のソナタ
タイレ作曲
合奏:ハンブルク・ラーツムジーク
(5:44)
<Christophorus CHR 77245>
「6つの組曲からなる新四重奏曲集」から
四重奏曲 第4番 ロ短調
テレマン作曲
合奏:ムジカ・アド・レーヌム
(17:18)
<Brilliant classics 93649>
モテット「神よ、あなたによる裁きを、王に」
テレマン作曲
ソプラノ:パトリツィア・クウェッラ
ソプラノ:キャサリン・デンリー
テノール:マーク・タッカー
バス:スティーヴン・ロバーツ
合唱と合奏:コレギウム・ムジクム90
指揮:リチャード・ヒコックス
(20:18)
<Chandos CHAN 0548>
2009年6月18日(木) ご案内:加藤拓未 (副題:パリで活躍した作曲家)
パッサカリア ハ長調
ルイ・クープラン作曲
クラヴサン:ケネス・ギルバート
(5:56)
<Harmonia mundi(仏) HMA 190941>
「ヴィオール曲集 第4巻」から 田園の宴
マレー作曲
ヴィオール:ヒレ・パール
テオルボ:リー・サンタナ
(4:09)
<BMGジャパン BVCD-34046>
怒りの日
ドラランド作曲
ソプラノ:リンダ・ペリッロ
ソプラノ:パトリツィア・クウェッラ
カウンター・テノール:ハワード・クルック
テノール:エルヴェ・ラミー
バス:ピーター・ハーヴィー
合唱と合奏:シャペル・ロワイヤル
指揮:フィリップ・ヘレヴェヘ
(27:50)
<Harmonia mundi(仏) HMC 901352>
オルガン協奏曲 ニ長調 作品26第3
コレット作曲
オルガン:ルネ・サオルジャン
合奏:アンサンブル・バロック・ド・ニース
指揮とバイオリン:ジルベール・ベッツィーナ
(9:38)
<Harmonia mundi(仏) HMA 1955148>
2009年6月19日(金) ご案内:加藤拓未 (副題:ヘンデルの作品)
「ハープシコード組曲 第1巻」から
組曲 第2番 へ長調
ヘンデル作曲
ハープシコード:オッターヴィオ・ダントーネ
(9:44)
<Arts 47698-2>
歌劇「アルミーラ」組曲
ヘンデル作曲
合奏:パーリー・オブ・インストゥルメンツ
指揮:ピーター・ホールマン
(13:25)
<Hyperion CDA67053>
アン女王の誕生日のためのオード
ヘンデル作曲
ソプラノ:スーザン・グリットン
カウンター・テノール:ロビン・ブレイズ
バス:マイケル・ジョージ
合唱:ケンブリッジ・キングズカレッジ合唱団
合奏:エンシェント・ミュージック室内管弦楽団
指揮:スティーヴン・クレオバリー
(25:12)
<EMI classics 7243 5 57140 2 2>
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6歳の6月6日に習い事をはじめると、上達が早いと言われています。お花とか、お茶とかではなくて今ではピアノなど楽器を習うこどもが多いことでしょう。ショパンが最初のポロネーズを作曲したのが、6歳、7歳の頃でした。神童と呼ばれたモーッアルトも、四歳の時から楽器を操るようになりましたけれども、きちんと自筆で作曲をはじめたのは6歳の頃だったと思います。
習い事をはじめる日のほかに、今日は「家族団らんの日」ともなっているそうです。根拠はよみうりテレビが1993年に「大阪ほんわかテレビ」を放送開始したことに、二年後この日を「ほんわかの日」と定めたというだけのことです。
でも、子どもたちが家庭で楽器を練習しているのを家族で囲んで見守るのってテレビを見ながら過ごす団らんより素敵です。
シューマンとクララの仲むつまじい夫婦。ナンネルルとアマデウス姉弟。と団らんを感じさせる作曲家の中でも、フェリックスとファニーのメンデルスゾーン姉弟ほど仲の良い姉弟はないでしょう。
弟のフェリクスは、曲を書き上げると真っ先に姉のファニーに聴かせていました。姉が注意をすると素直に書き改めたほどです。当時女流ピアニストとしてサロンで人気だったファニー・メンデルスゾーンの実践的な助言に従っていたのでしょう。ふたりの姿を描いた絵画は、まるでロマンティックな恋人同士のようです。
今年はメンデルスゾーンの生誕200年を祝うアニヴァーサリーです。メンデルスゾーンの最も有名な名曲といえば「ヴァイオリン協奏曲」。6月6日の午後11時から、今では最高の女流ヴァイオリニストのアンネ・ゾフィ・ムターがデビュー盤以来の待望の新録音を行ったコンサートが放送されます。期待に胸がふくらみます。放送を見ての感想を、改めて記事にいたします。[ JUGEMテーマ:今日のテーマソング ]
ウイークエンドシアター ムターのメンデルスゾーン
チャンネル:BShi
放送日:2009年 6月 6日(土)
放送時間:午後11:00〜翌日午前0:34(94分)
「バイオリン協奏曲 ホ短調 作品64」 メンデルスゾーン作曲
(バイオリン)アンネ・ゾフィー・ムター
(管弦楽)ライプチヒ・ケヴァントハウス管弦楽団
(指揮)クルト・マズア
〜ドイツ・ライプチヒ・ケヴァントハウスで録画〜
「ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 作品49」
メンデルスゾーン作曲
(バイオリン)アンネ・ゾフィー・ムター
(チェロ)リン・ハレル
(ピアノ)アンドレ・プレヴィン
「バイオリン・ソナタ ヘ長調(1838年)」
メンデルスゾーン作曲
(バイオリン)アンネ・ゾフィー・ムター
(ピアノ)アンドレ・プレヴィン
〜ドイツ・ウィーン楽友協会 ブラームスザールで録画〜
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ムター(アンネ=ゾフィー),メンデルスゾーン,マズア(クルト),プレヴィン(アンドレ),ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団,ハレル(リン)
ユニバーサル ミュージック クラシック コメント:デビュー盤以来の新録音。カラヤンの指示に従ったというデビュー盤の謙遜ぶり。マズアと互角以上に渡り合うことは確か。大輪のメンデルスゾーンが楽しめそうです。 |
いよいよ梅雨入りのようですね。熊本は朝からしとしとと雨が降り続けています。雨が降り続けると、スピーカーの鳴りも鈍くなっていきます。気持ちもうっとうしくなりますが、どういう音楽を聴いたらいいでしょう。こういう日によく聴いている一枚が、グァルネリ・トリオ、プラハのブラームス「ピアノ三重奏曲第1番(プラハ・ディジタル PRDDSD250230 ヨーロッパ盤、CD)」です。
ブラームスには「雨の歌」という晩年に作曲したロマンティックで素敵な曲もありますが、若い時の曲はベートーヴェンを思わせる雄渾な主題を聴かせてくれるさわやかな曲あります。「ピアノ三重奏曲 ロ長調」もそんな名曲。作品8といえば、モーツァルトやメンデルスゾーンだと十代の時ですけれども、二十歳の時にシューマンに出逢い、その妻クララに恋心を持ってから作曲を本格的にはじめています。それ以前に作曲を試みていないというわけではありませんが、19歳以前のものは記録は残っていますが、自己批判を重ねていたブラームス自身が廃棄したために一切残されていません。(死後も、ブラームスは楽譜を手元に残していませんし、書きかけのスコアはクララの死後燃やしています。)
ピアノとヴァイオリン、チェロのシンプルな編成ですが、ふくらみのある響きを楽しめるのがピアノ三重奏曲という室内楽のジャンル。弦楽四重奏曲をコンパクトなオーケストラと喩えられますけれども、ピアノ協奏曲を聴くような趣を楽しみましょう。
ブラームスのピアノ三重奏曲は、シューマン、メンデルスゾーンと並ぶピアニストにとっては至極難曲。ピアニストだけが突出していてもちぐはぐ感を感じさせます。スーク・トリオの演奏盤を第一に、ボザール・トリオ、カッチェン、スーク、シュタルケルのDECCA盤、ピリス、デュメイ、ワンのDG盤。そこに一枚くわえたいのが、グァルネリ・トリオ、プラハが2007年にリリースした録音です。
グァルネリ・トリオ、プラハのメンバーは、写真奥からチェコ・ショパン協会の会長を歴任していたイヴァン・クラーンスキー( Ivan Klánský, piano )、チェネク・パブリク( Čeněk Pavlík, violin )、マレク・イェリエ( Marek Jerie, cello )。1986年に結成されたチェコの室内アンサンブルで、ヴァイオリンは1735年製のグァルネリ・デル・ジェス「ジンバリスト」。チェロはアントニオ・グァルネリの1684年製です。リリースしているCDは、Diapason d’Or, Le Monde de la Musique, Choc を受けています。
楽器の質感から全体の雰囲気までも録らえられていますので、うっとうしくて鈍くなりがちなスピーカーでも鮮やかに音像を展開してくれます。ブラームスは1854年に作曲したこの「ピアノ三重奏曲 ロ長調」を1891年に改訂していますので、晩年の習熟した技術と、若い瑞々しい楽想が相まっていて、今の季節に聴くのにはふさわしい楽曲でCDであると思います。[ JUGEMテーマ:今聴いてる音楽教えてください! ]
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Praga
(2003-12-01) コメント:Le Monde de la Musique, Choc 受賞。シューベルトの遺作となった秀逸な室内楽曲です。 |
Praga Digitals
(2005-02-21) コメント:Diapason d’Or, Choc 受賞。スメタナとスークの取り合わせ。聞き応え充分です。 |
※初回生産限定 / ※店頭予約締切日:5月31日(日)
●帝王カラヤンとベルリン・フィルの黄金時代の名盤を厳選
●オリジナル・マスターより、ドイツ・グラモフォン本社でカッティング
● 《200g》重量レコード
●オリジナル・ジャケット仕様
■第一回発売 2009年7月16日
1.
オペラ間奏曲集 [12 inch Analog]
《椿姫》第3幕への前奏曲(ヴェルディ)/《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲(マスカーニ)/《修道女アンジェリカ》間奏曲(プッチーニ)/《道化師》 間奏曲(レオンカヴァルロ)/《ホヴァンシチーナ》第4幕間奏曲(ムソルグスキー)/《マノン・レスコー》第3幕間奏曲(プッチーニ)/《ノートル・ダム》間奏曲(フランツ・シュミット)/《タイース》 瞑想曲(マスネ)/《フェドーラ》第2幕間奏曲(ジョルダーノ)/《アドリアーナ・ルクヴルール》第2幕間奏曲(チレア)/《マドンナの宝石》第3幕間奏曲(ヴォルフ=フェラーリ)/《友人フリッツ》間奏曲(マスカーニ)
録音:1967年 LP:UCJG-9023
2.
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品67 [12 inch Analog]
録音:1963年 LP:UCJG-9024
3.
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74 《悲愴》 [12 inch Analog]
録音:1964年 LP:UCJG-9025
4.
ブラームス:ハンガリー舞曲集/ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 [12 inch Analog]
ブラームス:ハンガリー舞曲集−第5番 ト短調、第6番 ニ長調、第17番 嬰へ短調、第3番 ヘ長調、第1番 ト短調、第20番 ホ短調、第19番 ロ短調、第18番 ニ長調
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集−第1番 ハ長調 作品46の1、第10番 ホ短調 作品72の2、第3番 変イ長調 作品46の3、第16番 変イ長調 作品72の8、第7番 ハ短調 作品46の7
録音:1959年9月 LP:UCJG-9026
5.
R.=コルサコフ:交響組曲《シェーエラザード》作品35 [12 inch Analog]
録音:1967年1月 LP:UCJG-9027
6.
アルビノーニ:アダージョ/パッヘルベルのカノン、他
アルビノーニ:弦楽とオルガンのためのアダージョ (ジャゾット編)/パッヘルベル:カノンとジーグ ニ長調/ボッケリーニ:小五重奏曲(マドリードの夜警隊の行進)作品50の2/レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
録音:1969年8月 LP:UCJG-9028
7.
ドビュッシー:海、牧神/ラヴェル:《ダフニスとクロエ》第2組曲
ドビュッシー:交響詩《海》、牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:《ダフニスとクロエ》組曲第2番
録音:1964年3月 LP:UCJG-9029
8.
R.シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》作品40
ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン)
録音:1959年3月 LP:UCJG-9030
9.
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲、他
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 作品33
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
録音:1968年9月 LP:UCJG-9031
10.
ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》&第8番
1. 交響曲第8番 ヘ長調 作品93
2. 交響曲 第9番 ニ短調 作品125《合唱》
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)、ヒルデ・レッセル=マイダン(アルト)、ヴァルデマール・クメント(テノール)、ヴァルター・ベリー(バス)、ウィーン楽友協会合唱団
録音:1962年1月(1)、10月(2) LP:UCJG-9032/3 (2枚組)
■第二回発売 2009年8月19日
11.
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》
交響曲 第5番 ハ短調 作品67 《運命》
録音:1976年10月&1977年1月、3月 LP:UCJG-9034
12.
ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》
協奏曲 第1番 ホ長調 RV269 《春》、協奏曲 第2番 ト短調 RV315 《夏》、協奏曲 第3番 ヘ長調 RV293 《秋》、協奏曲 第4番 ヘ短調 RV297 《冬》
ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン)、エーベルハルト・フィンケ(チェロ)、ホルスト・ゲーベル(チェンバロ)
録音:1972年8月 LP:UCJG-9035
13.
R.シュトラウス:交響詩《ツァラトゥストラかく語りき》作品30
ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン)
録音:1973年1月&3月 LP:UCJG-9036
14.
ビゼー:アルルの女/カルメン組曲
《アルルの女》第1組曲、《アルルの女》第2組曲、《カルメン》組曲
録音:1970年12月 LP:UCJG-9037
15.
チャイコフスキー:白鳥の湖/眠りの森の美女
バレエ《白鳥の湖》 作品20(ハイライツ)、バレエ《眠りの森の美女》作品66(ハイライツ)
録音:1971年1月 LP:UCJG-9038
16.
グリーグ:ペール・ギュント/十字軍の兵士シーグル
《ペール・ギュント》第1組曲 作品46、《ペール・ギュント》第2組曲 作品55、《十字軍の兵士ジグール》組曲 作品56
録音:1971年9月 LP:UCJG-9039
17.
ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
録音:1974年10月、1975年2月 LP:UCJG-9040
18.
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K626
アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ)、アグネス・バルツァ(アルト)、ヴェルナー・クレン(テノール)、ヨセ・ヴァン・ダム(バス)
ウィーン楽友協会合唱団
録音:1975年9月 LP:UCJG-9041
19.
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3&5番
ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216
ヴィアオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219《トルコ風》
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
録音:1978年2月 LP:UCJG-9042
20.
マーラー:交響曲第5番/亡き児をしのぶ歌
1. 交響曲第5番 嬰ハ短調、2. 亡き児をしのぶ歌
クリスタ・ルートヴィヒ(アルト)(2)
録音:1973年2月(1)、1974年5月(2)
LP:UCJG-9043/4 (2枚組)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ(3))、アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン(19))
<カラヤン・キャンペーン2009>対象商品
帝王ヘルベルト・フォン・カラヤンの没後20年を記念しての嬉しい企画の一つ。時に、いえいえ、ごく稀に、ごく稀にですよ、「帝王」という表現で指揮者カラヤンさえも話しがスーッと通らない時代に驚かされています。
そう言うことはさておいて、機会を重ねているLPレコードの再プレス。この「カラヤンLP名盤」は日本国内でなくて、ドイツ・グラモフォン本社でのマスタリングの運びとなりました。
そう、そろそろマスターのテープを国外に持ち出すこと、複製コピーを製作するのにはテープの状態が心配になっていると言うことでしょう。
7月と8月とにわけて発売される20点のLPレコードは、60年代から70年代に録音された大ベストセラーだったものです。
第1回発売の10枚の中では、ブラームスの交響曲第1番(2)、ドビュッシーの海(7)、ドヴォルザークのチェロ協奏曲(9)、ベートーヴェンの合唱(10)は、コンディションの良いものは高額ですけれどもオリジナル盤は入手可能。
注目は、「オペラ前奏曲集」(1)と、チャイコフスキー「交響曲第6番《悲愴》」(3)の2枚はEXコンディションでも高額。それに続くのが、「ブラームス:ハンガリー舞曲集、ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集」(4)、リムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」(5)、「アルビノーニ:アダージョ、パッヘルベルのカノン」(6)の順にオリジナル盤が稀少です。リヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」はカラヤンの最初のLPレコードとなったステレオ録音です。